挺身への憧れ

ここ最近の、憧れの境地は挺身である

 

なぜなら、挺身こそ、

人が成しうる最も美しい所業であるから、

私がここ最近、そう強く感じているからである

 

誰かのためあるいは何かのために、身も心も全てを捧げ、幸せと誇りの中、燃えかすのように死んでゆきたい

 

でも、今の自分には何もない

主体性とか、価値観とか、ポリシーとか、

思考力に判断力、プライドとか、理想とか、

突き詰めたいことも譲れないものもなくて

 

ぐにゃぐにゃと日々の出来事を

当たり障りなくやり過ごしてきた対価が

こんなところに出るなんて思っていなかった

 

もう大人、仕事もある、

歳を重ねるごとに自分の目の前にある

沢山の分岐の道が凄まじいスピードで

閉じられていくのを感じ、焦っている

 

不安なのだ

 

不安だから、挺身に憧れを抱いている

 

挺身には、心身を捧げる先が必要不可欠である

ここでは、自分が何を考え、何を好み、何を嫌い、何に心を動かし、何に喜びを感じ、何に不快感を覚えるのか、日々感じたことを文章で書き記していき、

自分自身の人生の至る先を思い描いていきたい

 

それが、何かへの挺身であれば、

それ以上の幸せはないと思っている